卒業生からの手紙

2023.08.30
卒業生の声

卒業生からの手紙

私はポレポレに2年間通所しました。
はじめてのB型作業所。春3月下旬からです。
見学ののち、お世話になる事になり、作業?それって何よ?
紙漉き、ワラジ作り、タオルそして石鹸作りを担当する運びとなった次第です。
1年目の8月中旬頃。大雨の為、近所の小学校へ避難して、自然災害の恐怖を身をもって体験しました。其の後、今度は冬の1月頃にコロナの関係で2週間程自宅で過ごし、在宅作業では、紙ちぎり、封筒づくりをしました。なんやかんやでetc…

イベントは、2回参加して非日常的な出来事でした。
1回目は1年目の秋口、私はアクセサリーとランチョンマットを出品し、ランチョンマットが売れて驚きと共にこれからの作品作りのモチベーションがあがる要因となった気がします。
2回目は翌年4月、郊外に出向いて朝から夕方まで一日中、日差しがあり初夏のようでしたが疲れる事もなく、私達の作品、商品がポレポレ号に勢ぞろい。何よりも、私達の愛情をこめて、作った商品が作品が誰かの家庭の役にあって生活に彩りになれたら幸いです。
イベントに参加したみんなと協力して団結する事が出来ました。イベントの帰り、車中で美味しいアイスをもらって心も身体も満足でした。そのイベントが昨日のように脳裏に浮かびます。

現在、生き方、多様性、仕事、生成AI、チャットGPT、日々情報のシャワーを浴びて情報過多になっています。古い価値観は時代の波の中に、飲み込まれていきそうです。

私の頭の中で描く世界は、もはや砂上の城のような気さえする昨今です。
それゆえに、縁とは尊い不思議なものです。
私はポレポレとの縁をいただきました。
ポレポレで過ごした時間の中で心がほどけてゆき、ほんの少し世界が広がって成長できたかな?
現在私はコンフォートゾーンを抜け出し違う世界に身をゆだねています。
出逢いは一期一会、私に出会って助言をいただき、支えてもらって生きる指針ができ、今の私が居ます。
感謝の気持ちでいっぱいです。

最後3月に運よくレクリエーションでお花見に参加できて本当に良かった。
春に出発、お別れも春。楽しい一日でした。

花は散るために咲く
桜の花はパッと咲いてパッと散る
儚くて刹那的
ポキポキしてホッコリ、シットリ、
桜の花は日本の原風景

これから、自分自身、俯瞰できる自分になり思い描く明るい未来を信じて人生の海原に帆を進めてゆきます。
ありがとうございました。

 

飛べない風船 Y,Oより

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