『三六五(みろこ)石鹸 in 中国新聞』掲載編

2021.01.30
ポレポレの商品

先日、ポレポレファクトリーの自主製品である『三六五石鹸(みろこせっけん)』を取材して頂き、本日の中国新聞「くらし面」というコーナーで紹介してくださいました。

広島県内3か所の就労支援事業所で作られている自主製品を、洗練された高品質の商品として、思わず「買いたくなる」というテーマで紹介して頂いています。

その中に加えて頂けて、これだけで嬉しいし、皆んなで試行錯誤してながら作ってきた甲斐があったというか、、報われるというか、、、

きっと作っている皆の自己有用感に繋がると思います。

そして、工賃に繋がります。

これらの売上げ収益は、事業所の利用者さんの作業工賃になります。

運営している法人会社の利益としてではなく、事業所を利用されている方に分配し、給料ではなく「工賃」という形でお渡ししています。

要するに、商品が売れれば売れるほど、利用者さん(これからはメンバーと呼びます)に反映され、メンバーさんたちの頑張りが形となり、実感が得られます。

障がいや病気で一般企業では働けなくとも、自分たちが社会で役立つ存在だと実感し、良いもの、自分たちが納得したものを手渡して「ありがとう」と言ってもらえる。

納得していないものを手渡して「ありがとう」と言ってもらっても、全然嬉しくありません。

納得できるものになるまでこだわり、その感謝の対価として報酬が得られる。

この経験の積み重ねこそが、明日への頑張りに繋がり、しんどい事もあるけど生きる希望や勇気になると信じています。

そうした、自分を「満たすモノ」の正体を知り、その方法を考えていく事が、スピード重視や生産性といった考え方や、頭でっかちの知識よりも、『働く=誰かの役に立つこと=自分の幸せ=豊かに生きること』に繋がるものだと、心から思っています。

しかし、そうした経験がないとつい、お金をたくさん貰える方法や、楽な割に報酬がいい所など、「目先の問題解決」に走りがちで、そうしているうちに『本当に叶えないといけないゴール』から目を逸らしてしまいます。

そうした、「もの」や「目先の得」に振り回される事なく、自分のやるべき事とは、自分の笑顔、大切な人の幸せのために「選択」し「行動」していって欲しい。

という願いのこもったポレポレファクトリーであり、『三六五石鹸』なのです。

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